体の表面にある汗腺という腺組織から、汗は分泌されます。
汗腺にはエクリン汗腺とアポクリン汗腺の2種類があり、分布のしかた、汗の成分、汗の働き、ニオイが発生するしくみはそれぞれ異なります。
また、汗腺とは別の腺組織である皮脂腺も、食生活の偏りなどで分泌異常を起こすと、体臭の原因となります。
汗腺の働きが低下すると、ミネラル分の再吸収がうまく行われず、水分と一緒に体外へ排出されてしまいます。この汗はベタベタしていて蒸発しにくいため、体温調節がスムーズにいきません。
また、ミネラル分を多く含んでいると皮膚表面はアルカリ性に傾き、常在菌などの雑菌が繁殖して活発になり、汗のニオイが強くなってしまいます。
現代人がかくほとんどの汗は、この「悪い汗」です。運動不足をはじめとして汗をかく習慣がないことが、汗腺機能の低下を招きます。さらに、肉中心の食生活、生活環境や人間関係におけるストレスなども、汗の質を低下させる原因となります。
とくに、日ごろ汗をあまりかかない人の汗腺には老廃物や角質がたまりやすく、いざ汗をかいたときにこれらの不純物も一緒に排泄され、ベタベタした汗になるのです。不安や緊張によって起こる精神性発汗でも、突発的に大量の汗をかくため、ミネラル分の再吸収が間に合わず、悪い汗になってしまいます。
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